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アダルトサイトの構成

 ビジネスという観点から、アダルトサイトを次の三つに分類してみました。

  1. アフェリエイト型ウェブサイト
  2. アダルトコンテンツ制作販売会社のウェブサイト
  3. 広告などを持たず、収益に結びつかないウェブサイト

 このうち、三番目は非常に珍しいケースで、私もこれまで一つか二つくらいしかお目にかかったことがありません。 日食を見るくらい稀なことです。
 また、一番目と二番目とでは、最初の方が、むしろ構造がわかりづらいことも少なくありません。 設計の自由度が大きい上に、少しでも多くのユーザーをスポンサーサイトへ導くために、 さまざまな仕掛けがしてあるからです。

アフェリエイト型アダルトサイトの五つの要素

 しかし、アフェリエイト型のアダルトサイトを構成している要素をいくつかに分類してみると、 複雑な外観も、少しは分かりやすくなるはずです。

・同じジャンルの他サイトへのリンク
 たいていのアダルトサイトには、同じジャンルのサイトへのリンクをまとめて置いてあります。 そのサイトの管理人がお勧めするサイトへのリンクなどが含まれます。
・広告やスポンサーへのリンク
 アフェリエイト型のサイトにとって重要で、管理人は一人でも多くの訪問者をここへ導きたいと考えます。 したがって、騙しリンクのような形になることもあります。 そのサイトの収益に直結する、重要なリンクです。
・アクセスランキング
 訪問者が、どのサイトからやって来たのかを集計したものです。
サイト運営者は、一般に、多くのユーザーを送り込んでくるサイトに対して、 相応のお返し(ユーザーを紹介する)をしたいと思うものです。 ランキングの上位のサイトほど多くのユーザーにクリックされる割合が多くなるので、 ランキング表は、サイト運営者にとって、まことに好都合な仕組みといえます。
・他サイトのコンテンツへのリンク
 アダルトサイトでは、内容を充実させるために他サイトのコンテンツを利用することがあります。 これは、
  • 自サイトのコンテンツのように見せかける場合
  • 他サイトへのリンクであることを明示する場合
の、二つのケースがあります。
 前者の場合、たとえば、「日替り画像」をクリックしたところ、ほかのウェブサイトへ飛ばされてしまった、 という経験は、誰もが持っていると思います。
また、後者の場合、しばしば「直リン」という表現が使われます。 もともと、他サイトの画像ファイルに直接リンクを張ることを「直リン」と言いますが、 インターネットの世界ではマナー違反とされる行為です。それは、
  • サーバーに負荷をかける
  • 著作権上の問題がある
などの理由があるからです。
ですから、アダルトサイトの場合でも、本来の「直リン」はほとんど見かけません。 せいぜい、画像ファイルがあるページにリンクを張るか、 きちんとトップページにリンクを張ることも多いようです。では、なぜ、 マナー違反とされるような用語を使うのでしょう。 ひょっとすると、「直リン」という言葉の語感が、お宝画像にすぐいける、 というイメージを与えるのかもしれません。
 通常のリンクが、あくまでも、他サイトを紹介するために張られるのに対し、 自サイトの価値を高めるためにリンクを張るのが、このパターンであると言えるでしょう。 この種のリンクは、リンク先の承諾を得ていないことが多いと思われます。
 アダルトサイトはサイト同士の区切りや関係がわかりにくく、このような習慣も、 ネットサーフィンがスムースに行かない原因の一つです。
・そのサイトのコンテンツ
 すべてのサイトにこれがあるわけではありません。
 男性の好奇心をそそるようなタイトルに誘われて行って見ると、他サイトへのリンクだけだった、 ということもしばしばです。それならそれで、最初からリンク集を名乗ってほしいのですが・・・

グループサイトのしくみ

 一人の管理者が複数のアダルトサイトを運営している場合があります。 たとえば、テーマごとに分けられている場合は「美少女○△合衆国」「熟女○△合衆国」 「SM○△合衆国」といった、一目で関連のわかるタイトルがついていることもあります。 そんな面倒なことをしなくても、一つのサイトにまとめた方が管理がしやすいのではないか、 と思われるかもしれません。しかし、さきほどもお話した通り、この種のサイトの管理者は、 一人でも多くの訪問者をスポンサーサイトに誘導したいと考えます。そのためには、 多くの入り口を設けること(複数のサイトを運営すること)は、有効な手段なのです。
 グループサイトでは、すべてのサイトにコンテンツがあるとは限りません。 また、コンテンツが重複しており、全部を回ってもあまり意味がないこともあります。  しかし、グループサイト同士は、かなり目立つように相互リンクされており、 気がつくと、同じグループ内の複数のサイトを堂々巡りしていた、 といったことも珍しくありません。 グループサイトは、同じようなデザインで作られていることがほとんどなので、 すぐにそれとわかります。

入口はどこ?

 これまでお話したことは、入口を見つけるためのヒントにもなるはずです。 とかく、わかりにくいといわれているアダルトサイトの入口も、内部の仕組みがわかってしまえば、 見つけやすくなるはずです。アダルトサイトで一般に「入口」「Enter」と書かれているリンクは、 三種類に大別できます。

・スポンサーサイトへのリンク
 そのページの上の方、または、かなり目立つ場所にあるのが普通です。 また、アダルトコンテンツ販売会社の広告と同じ枠の中にあれば、 まず、その会社のサイトへのリンクだと思って間違いありません。
・お友達サイトへのリンク
 これも、かなり高い優先度で、スペースが割り当てられていることが多いようです。
・本当の入口
 ページのかなり下の方にあるケースが少なくありません。 入口がわかりにくい、という批判に応えるためか、 そのサイトのタイトルを併記していることが多いようです。

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